【嘘をつく人のスピリチュアルメッセージ】良い嘘・惡い嘘の見分け方
人は誰しも嘘をつく事があります。
全く嘘をついた事がないという人は皆無です。
嘘をつく事全てが惡いという事ではありませんし、嘘にも良い嘘と惡い嘘があります。
嘘をつく人の良い嘘とは
良い嘘とは、相手を思いやる為や相手を守る為の嘘などです。
相手を傷つけない為や相手を守る為に嘘をつく事があります。
例えば、子どもが何かをする時に親が「出來ない事」だと思っていても、子どものやる氣や意欲を削がせない為に「出來るよ!」と言う事があります。
この場合は子どもを思いやり意欲的に行動させる為に嘘をついたという事になります。
これは、相手を思いやるあまりに出た言葉ですよね。
このように自分の為ではなく、相手を思いやる為につく嘘というのは決して惡い事ではありません。
「嘘も方便」という言葉があります。
嘘も方便とは、「嘘をつく事は惡い事ですが、時と場合によっては必要な事もある。」という意味ですが、決して自分の利益の為や我欲の為の嘘ではありません。
相手の良い結果を得る為や相手を安心させる為の場合に用いられるのが「嘘も方便」です。
嘘をつく人の惡い嘘とは
嘘をつく人の大罪となるような嘘
惡い嘘は、人を騙す為の嘘や自分を守る為の嘘・自分を良く見せる為・取り繕う為の嘘などがありますね。
人を騙す時のような嘘は、大きな嘘です。
このような大きな嘘をつく場合は、言っている人はかなり意識して嘘をつくので徹底して嘘をつきます。
だから大きな嘘をつかれた場合、この渦中にいる時は嘘を見破る事が出來なくて騙されてしまい、後から「騙された!」「詐欺だった!」と氣づく事が多いです。
このような詐欺的な嘘は、我欲だけの為に人を大きく傷つけその人の財産を奪うなどかなりのダメージを与える大きな罪です。
因果応報がありますので、このような嘘は必ず自分自身に大きく何かの形で返ります。
嘘をつく人の小さな嘘
嘘に小さな嘘や大きな嘘と区別する事も無いと思うのですが、小さな嘘やどうでもいい事なのに嘘をついてしまうという事がとてもやっかいな事なので、ここでは小さな嘘と書かせていただきます。
自分を良く見せようとしたり、その場を乗り切る為につく嘘があります。
・子どもの頃に怒られた経験から「正直に話すと怒られる。」という意識が働き、つい嘘をついてしまう。
・経験した事がないのに経験している方が有利だと思い「それやった事ある!」と嘘をついてしまう。
・知らない事なのに「知らない」と言うと変に思われるなどという思考が働き、「それ知ってる!」などと嘘をついてしまう。
など…
このような場合の嘘は、自分を守る為や自分を良く見せる為・自分の承認欲求を満たす為の嘘です。
誰もが何度かはこのような嘘はついていると思います。
このような小さな嘘はどちらかというと自己満足的な嘘で、他人を大きく傷つける事はほとんどありません。
しかし、このような小さな嘘を積み重ねていく事で、「嘘をつく事」が癖になってしまっている事が一番厄介なんです。
このような嘘は「安心」を得る事が出來ます。
この「安心」を得る為に何度もこのような嘘をつく事により、無意識に嘘をつくようになっていきます。
そして本人は嘘をついているという自覚すら無くなっていきます。
だから日常的に嘘をつくようになっていきます。
どうでもいいような事での嘘なので、本人はすっかり言った事すら忘れてしまっているので、その後同じ話をしていると矛盾が生じる事が出てきます。
何故なら大きな嘘はしっかりと本人も覚えているのですが、どうでもいいような事に嘘をつく場合は忘れてしまっている事がほとんどなんです。
だから、「あの時はこう言っていたよね⁈」なんて言われてハッとしたり、それでもすっかり忘れていて「そんな事言ってないよ!」なんて言う事もあります。
このような事を繰り返していくと、信用されなくなっていきます。
また、小さな嘘が例え相手にばれていなかったとしても、このような嘘の積み重ねによりやがてそれが歪みとなり、今後の人生において人間関係にヒビが入る事や上手くいくような事も上手くいかなくなるような事に繋がります。
嘘をつく人の良い嘘・惡い嘘の見分け方
最初にお伝えしたように全ての嘘が惡いわけではありません。
どのような嘘が良い嘘なのかというと、相手の為であり決して自分の為ではない事です。
惡い嘘は、自分の利益や我欲の為である事です。
人から利益を奪う事だけでなく
・自分が安心したいから
・怒られたくないから
・賢いと思われたいから
・見栄を張る為
なども、我欲であり相手の為ではないですよね。
もし、嘘をついてしまう場合は、このような事で判断して下さい。
嘘をついてしまう場合の対処法
「自分の為の嘘だった」という事を自覚し意識していけば、無意識についていた嘘も無くなっていきます。
また、「認められたい」「良い人だと思われたい」などの感情から嘘をつく場合は、常に自分自身を否定していたり不足感を抱いています。
この感情は外側の何かで満たす事は出來ません。
自分自身で満たしていく事で、自己否定や不足感は解消されていきます。