本來の自分に忠実に生きることと、自我(エゴ)に基づく利己的な行動の違い
自分らしく生きることは、他人の期待を超えて、自分の内側から湧き上がる真の感情に従って行動することです。
この「自分らしさ」を履き違え、自分勝手に振る舞うことがないよう、スピリチュアルな視点でその違いを明らかにします。
本來の自分に忠実に生きることと、自我(エゴ)に基づく利己的な行動とどう違うのか?
「自分らしく生きる」というテーマを深く掘り下げるためには、エゴに基づく行動と魂に基づく行動の違いを理解する必要があります。
本記事では、スピリチュアルな観点からその違いと、自分らしく生きるために自分軸を持つことの重要性を解説します。
自分らしく生きるとは何か?
「自分らしく生きる」というのは、簡単に言うと自分軸で生きる事であり本來の自分らしく生きるという事です。
ここで勘違いして欲しくないのは、自分らしさは決して自我・顕在意識での自分ではないという事です。
「自分らしく生きる」は「好きなように生きる」という事でもあるのですが、この好きなように生きるという事も、自我(顕在意識)なのか本來の自分(魂の自分)なのかで、大きく異なっていきます。
自分勝手な行動や我を通す生き方との違いを知る
自分らしくという事を勘違いして、自分の我のままに生きる事や、我のままに好きな事をすれば良いと捉える人がいるのですが、そうではありません。
例えば
自分は好きなように生きたいから、やるべき仕事を放棄する。
これは単なる我儘です。
会社に属しているという事は、そこでやるべき事をきちんとやる必要があります。
それが会社の利益になり、お給料になるのですから。
「好きなように生きたいから仕事を辞める」のとは、全く別の話になります。
・相手の現状を考えずに自分の思いを押し通す。
・相手が忙しいのに、自分の話や愚痴などを聞いてもらいたくて居座って話続ける。
・迷惑も考えずに自分は騒ぎたい氣分だからと電車の中で大声で騒ぐ。
などという行為は、正に自分勝手であり我のままの行動です。
このように、自分勝手な行動や迷惑を掛けるような行動は、本來の「自分らしく生きる」「好きなように生きる」とはズレている考えです。
このように何でも好きなようにすればいいという事ではありません。
このような行為は、自分勝手な生き方であり、自我=エゴの生き方で本來の自分らしく好きなように生きるという事とは、全く別次元の話になります。
「自分らしく生きる」の本質を理解せず、自分勝手な生き方と混同した思考でいると、『「自分らしく生きる」なんてスピリチュアルは勝手なこと(くだらないこと)を言っている。』などと、批判的に捉えてしまいます。
これこそ精神性の低い考え方です。
本來の自分(魂の自分)で「自分らしく生きる」「好きなように生きる」という事
本來の自分(魂の自分)で「自分らしく生きる「好きなように生きる」という事は、内側の感情に素直になり自然体で生きるという事です。
自分の感情に蓋をして自分の奥の感情を無視するという生き方や、他人の評価や評判を氣にして生きる事は、もちろん自分らしく生きている事にはなりません。
自分へのジャッジを手放して自分を大切にし、内側の感情に素直になった時に、自分らしい生き方へと入っていく事が出來ます。
このようになった時に初めて真の意味での自然体に戻れるわけです(^^)
そして、内側から幸せと思える事の探求や内側からワクワクする事が見つかり、そこへ向かう事が出來ます。
これが、本來の自分(魂の自分)で「自分らしく生きる「好きなように生きる」という事です。
「自分軸」と「他人軸」の違い
「自分らしく生きる「好きなように生きる」という事は、自分軸で生きるという事でもあります。
他人にどう思われたいかを常に意識して生きる事で、他人の評価を求めて(氣にして)生きるのが、他人軸の生き方です。
全く他人の評価を氣にしないという事も中々難しいかもしれませんが、本來の自分の感情を抑えて評価の為に生きていては、本來の自分を見失うばかりです。
自分軸で生きるという事は、自分の真の部分(本來の自分)に沿って生きるという事です。
ですから、他人の評価よりも本來の自分の生き方を大切にします。
様々な出來事から氣づきを得て、顕在意識と潜在意識を何度も統合させていくと、自然と自分軸で生きられるようになっていきます♪
他人にどう思われるかや他人の評価に軸を置く事なく、本來の自分に素直になり生きる事が出來るようになっていきます。
自分らしく生きるためのステップ:内側からの声に耳を傾ける
内側から出てくる感情に素直になり、自分が幸せと思える生き方や自分がワクワクする事を探求して、「自分らしく生きる」事や「自分が好きなように生きる」と事が出來るようになっていくんです(^^)
そこには、他人にどう思われるかや他人の評価なんて微塵もありません。
例えば
・自転車で日本を巡りたいと思ったから、会社を辞めて旅に出る。
・自然農を始めたいと思ったから、農業の勉強をする。
・趣味でやっていた事を本格的に仕事にしたいと思ったから、個人事業主になる。
という感じで、自分の内側から出てくる感情に素直に行動します。
自分の内側の感情に素直に生きて、自分の幸せと感じる事やワクワクする事をする事に一生懸命なので、他人にどう思われるかや他人の評価などを氣にする隙間なんて1mmもありません。
どう思われようが、そんな事は心の片隅にも無いわけなんです。
だって、自分らしく生きる事で一生懸命なのですから…
このように、真の意味で「自分らしく生きる」「好きなように生きる」事という事は本來の自分に沿って生きるという事です。
我を通す自分勝手な生き方は、「自分らしく生きる」「好きなように生きる」という事ではありません。