自分を傷つけた人や過去の出来事を許すことは、自己成長と内なる平穏への鍵です。しかし、許しを得ることは容易ではありません。
怒りや憎しみを超えて許しを得ることは、心の平和と癒しの道への重要な一歩です。
このスピリチュアルメッセージでは、許しを得るために背景を知ることの重要性とその方法に焦点を当てます。
【許せない人を許す為のスピリチュアルメッセージ】許す為にその奥にある背景を知る
誰かに傷つけられた事・酷い事をされたなどの経験から相手を許せず、ずっと憎しみを内に秘めていてもいい事はありません。
誰かに話して氣持ちを抑えようとしても、話している内にまた怒りが込み上げてきて、怒りや憎しみの感情を手放す所か、更に怒りや憎しみが大きくなる事が多々あります。
また「許そう!」と思っても、中々芯から許す事は出來ません。
「許さなければいけない」や「許す!」事を思い込もうとすると、そこに無理が生じたり、思い込もうとする事が不足感を更に増幅させ「許せない!」という感情を強める事になります。
ですから、無理矢理思い込もうとする事は逆効果になりますので、しないで下さいね。
「なぜ酷い事をされた相手を許さなくちゃいけないの?」と思う人もいるかもしれません。
「許す」「許さない」はあなたの自由ですが、あなたがいつまでも相手に怒りや憎しみを持っている状態は、あなたの内側を枯渇させるだけなのです。
いつもでも被害者意識でいても何もいい事はありませんし、その出來事から解放される事はありません。
どのような事をされたとしてもあなたがその相手を許す事からしか、あなたの怒りや憎しみを解放させる事は出來ないのです。
例えそれがどのような酷い事だったとしても、あなたがいつまでもその相手や出來事に執着し怒りや憎しみを抱いていては、あなたが苦しみから解放されないままになってしまうのです。
その相手や出來事に執着していても、あなたが癒される事はありませんし、何もいい事は起こりません。
相手がどうであれ、あなたの内側から相手を許す事で、あなたを苦しみや怒り・憎しみから解放させる事が出來ます。
ですから、相手がどうだろうとあなたがより良い世界を創る事に関係なく、あなた自身を幸せな道へと方向転換させる為に許せない事や憎しみや怒りを解放しなければならないのです。
許せない人を許す為に相手の立場になる
相手を許す為には、その時言われた事ややられた事など表面的な事だけ見ていても、相手を許す事には繋がりません。
また「相手を許しなさい。」と言われて「許す!」と思ったとしても、根底から許せなかったら本当に相手を許す事は出來ません。
むりやり「許そう!」と思うようにしても思い込もうとしても、根底から許していないので思い込もうとする事からその反動で更に許せなくなります。
「相手を許す」事はあなたの為ですが、逆効果になるようなあなたの氣持ちに反する「無理に許す」事はしないで下さい。
まず許す為には、相手の立場になってみて下さい。
相手は何故そのような事を言ったのか、そのような事を自分にしたのか…
相手の立場になって考えても「わたしだったら絶対しない!」という感情が出てくる人もいると思いますが、「わたしだったら(自分だったら)しない!」はあなたの立場から見ているだけで、相手の立場にはなっていません。
本当に相手になり、相手も氣持ちを考えるという事です。
人は笑っていても、その奥は泣いている事もあります。
泣いていても、その奥は笑っている事もあります。
必ずしも目に見えている表面的な事が全てではありません。
相手の立場になり、何を考えるのか何を感じれば「相手を許す事」に繋がるのかを説明していきますね😊
許せない人を許す為に相手の痛みを知る
相手に言われた事やされた事だけを見ていても、あなたの感情が癒される事はありません。
その出來事の表面的な事ばかりを見るのではなく、その背景・その奥にあるものを見ていきましょう。
その人が何故そのような事を言ったのか、何故そのような行動を取ったのか
誰もが傷つくのが怖くて痛みを避ける為、または自分を守る為にしてしまう事があります。
例えそれがあなたに関係のない事だったとしても、その奥にはこのような感情が潜んでいます。
それを探して下さい。
例えば、あなたをいじめた相手を許せなかったとします。
その相手があなたをいじめる事で、避けたかった痛みや自分を守る為にした事が何なのかを考えてみて下さい。
・その相手があなたをいじめないと自分がいじめられてしまうから、自分がいじめられない為、また自分の身を守る為にいじめてしまった。
・相手が親に虐待を受けていて、その痛みを解放させたい為や氣分をスッキリさせたい為にしてしまった。
などの背景があるかもしれません。
いじめに遭っていたクライアントさんがスピリチュアルカウンセリングの中で「自分がいつも敵意のある目で相手を見ていたからいじめられたんだ。」と氣づいた事がありました。
このようにこのいじめの背景には、相手に避けたかった痛みがあった事や自分の身を守る為にしてしまった事などがある事が分かります。
いじめた事は決していい事ではありません。
あなたが相手を許しあなた自身をそこから解放させる為に、その出來事の良い・惡いのジャッジは必要ないのです。
いつまでも良い・惡いなどのジャッジばかりしていると、被害者意識から抜け出す事が出來ません。
被害者意識でいると、いつまでも憎しみや怒り、苦しみの中で生きていく事になります。
被害者意識でいる事は、あなた自身をそこに留めるだけです。
許せない人を許す為に相手の受け取りたかった喜びを知る
相手が痛みを避ける事の他に、「喜びを受け取りたかったから」「安心したかったから」という感情からあなたにしている事もあります。
それがあなたにとってはひどいと思う事だったとしてもです。
身内や関係性が深い場合が、相手が喜びや安心を受け取りたかった故の事が割と多いです。
親やご主人や奥様、恋人など…
ほとんどの方は親に言われた事やされた事に対して、許せない思いや怒りを感じる出來事などがあります。
例えば、子どもの頃自分がやりたかった事などを反対されたり、いつもダメ出しをされた事など…
やりたかった事を何度も反対されたり、何かというとダメ出しをされ続けていると、大人になったからも自分自身に「自分は何も出來ない。」「自分はダメ人間だ。」などと自分自身に烙印を押してしまいます。
あの時反対されていなければ
ずっとダメ出しされていなければ
このような自分にならなかったはず!
このような事に氣づくと、親を怨む事があります。
親のせいにしたり親を恨んだとしても、やれなかった事をいつまでも後悔していても、その先に氣づきも成長もありません。
なぜ親がやりたかった事を反対し、あなたにさせなかったのか
親はあなたに安全な道を歩ませようとします。
親が経験した失敗を子どもに味合わせたくないという思いがあります。
やりたい事は反対され、やりたくもない習い事ばかりやらされていた。という経験があり、その事でネガティブな感情が多く出るようになった。
だから、親を許せないと思っている。
何故親はこのような事をしたのかを考えてみると
・自分は勉強をあまりしてこなくて良い経験がないから子どもには同じような事を味合わせたくなくて将来役に立つような習い事をたくさんさせていた。
・子どもに苦労する生き方をして欲しくないから。
などの感情から、このような事をしていた。
このように、あなたはその事を有難いと思わずにいたとしても、親はこのような事で安心出來たり、子どもに教養が身につくという喜びを受け取りたかったから、やってしまった・言ってしまった。という事があります。
このようにその出來事の奥にある思いを感じる事が出來て、あなたが「親の安心」や「喜びを受け取りたかったから」という事が腑に落ちれば許す事が出來ます。
するとあなたの感情が変わりますから、「これからの良い人生をあなた自身の力であなたが創る」という現実に変わっていきますし、親への感情も変わっていきます。
あなたの人生が良い方向へ変容していくのです。
許せない人を許す為のスピリチュアルメッセージまとめ
このような事を1回やっただけで許せるようになるとは限りません。
考えて出てきた事が腑に堕ちなければ、許す事には繋がりません。
ですから、あなたが腑に落ちるまでやってみて下さい。
そうすれば
・その人が自分の痛みを避ける為にやってしまった事
・自分を守るためにやってしまった事
・その人はあなたを傷つけようとしたのではなく、「良い人生を送ってもらいたい」という喜びや安心を受け取りたかった
からだと言う事に氣づき、その出來事もその人の事も許せるようになります。
するとあなたはその「許せない」という呪縛から自分自身を解き放つ事が出來ます。
良い・惡い
正しい・間違っている
などとジャッジしている内は、相手を許しあなた自身をそこから解放させる事は出來ません。
ですから、その出來事やその人が言った事の奥にある背景を感じてほしいのです。
あなた自身がその呪縛から解放され、本來のあなたを取り戻す為に…