「瞑想って、無にならなきゃいけないんでしょ?」
「頭の中がうるさすぎて、全然できない…」
そう感じている方、多いのではないでしょうか?
でも実は、それこそが“瞑想の入り口”なのです。
「瞑想=無になること」という誤解を手放し、
“本当の自分”とつながる瞑想の本質を、わたし自身の体験とともにお伝えします。

「瞑想=無になる」は誤解⁉効果を高めるやり方と本当の自分とつながる方法
「瞑想って、頭を空っぽにしなきゃいけないんでしょう?」
「思考が止まらなくて、うまくできない…」
そんなふうに感じて、瞑想を遠ざけている方はいませんか?
でも、実はその“できない”と感じている状態こそが、瞑想の入り口なんです。
瞑想とは「無になる」ことではありません。
むしろ、本当の自分と出会い直すような、あたたかく静かな時間です。
思考を止めようとしなくても大丈夫です。
今、あなたの中にある心の声にやさしく氣づくことが、最も大切なこと。
ここから、全てが始まります。
実は、クライアントさんや受講生のほとんどが「瞑想できない。」と答えます。
その理由は、ほぼ全員が「無になれないから」というものでした。
これは大きな誤解です。
瞑想は「無になることが目的」ではありません。
「瞑想=無になること」という誤解を手放し、“本当の自分”とつながる瞑想の本質を、わたし自身の体験とともにお伝えします。
瞑想に失敗はない。「浮かぶこと」こそが自然なこと
瞑想=「何も考えない状態」
というイメージは根強くありますが、実はこれひとつの誤解なんです!
私たちの思考は自然に湧いてくるものです。
それを「止めよう」とすればするほど、心は緊張してしまいます。
わたし達の心は、常に動いています。
それは自然なことです。
むしろ、考えが浮かばない状態を“頑張って”作ろうとすることで、逆に緊張してしまい、本來のリラックス状態から遠ざかってしまうのです。
思考が湧くのは当たり前。
大切なのは、その思考や感情に飲み込まれるのではなく、ただ氣づいてあげること。
今この瞬間の自分の状態に、意識を向けること。
どんな感情があっても、どんな雑念があっても、
それらに氣づくこと自体が、瞑想の深いプロセスなのです。
心に浮かぶ思考や感情は、あなたからのメッセージ
瞑想中にいろいろなことが浮かんでくるのは、自然なことです。
不安、イライラ、昔の記憶、ふと思い出す人の顔。
でもそれらを否定せずに、
「今、自分はこんなことを感じていたんだ」と受け止めること。
それが、自分自身と向き合う時間となります。
感情も思考も、すべてはあなたの一部です。
無理に抑え込むのではなく、その声に耳を傾けることが、本当の自分を大切にすることなのです。
瞑想中に訪れるひらめきは、今ここにいる証

瞑想中、突然ひらめきやアイディアが浮かぶことはありませんか?
それは、「今この瞬間」に意識が完全にあるからこそ生まれるものです。
- 悩んでいたことの答えが出てきた
- やるべきことが出てきた
- 欲しかったアイディアが浮かんだ
これらは、偶然ではありません。
それは、今のあなたに必要なメッセージであり、
次に進むべき方向を示してくれる、宇宙からのサインなのです。
だから、瞑想中に何かが浮かんでも、それを否定せず、
「わたしに今、これが必要なんだな」とやさしく受け取ってみてください。
だからこそ、「無」になろうとするよりも、
“今、感じていること”をまっすぐに見つめることが、瞑想の大切な本質なのです。
体験談:わたしも「無になれずにやめた」経験があります
少し、わたし自身の体験をシェアさせてくださいね。
わたしが瞑想という言葉に出会ったのは、20代の頃。
「瞑想をすると人生が変わるらしいよ」と聞き、なんとなく惹かれて何の知識もなく、自分なりに始めてみたのがきっかけでした。
でも、当時のわたしは「瞑想=無になること」と思い込んでいました。
目を閉じて、呼吸に集中して…。
でも、実際は次から次へといろんなことが浮かんできて、
「全然無になんてなれない」
「わたしには向いてないんだな…」
と、結局あきらめてしまったのです。
以前のわたしは、思考ばかりを優先し、
頭の中であれこれ考えては、自分自身の声が聞こえなくなっていました。
何が正しいのか、どうすればうまくいくのか
そんなことで頭がいっぱいになり、氣づけば本当の自分を見失い、苦しさを感じていたのです。
焦りや不安、漠然とした孤独感を抱えながら、
“本当の自分が何を感じているのか”
すら分からなくなっていたのです。
そんなわたしが出会ったのが、呼吸内観法という瞑想法でした。
「無になる必要なんてないんだよ」
「浮かんできたことを、ただ見つめていればいい」
そう教えてもらったとき、心がふっとほどけていきました。
それからは、呼吸に意識を向ける時間を少しずつ習慣にし、瞑想を続けました。
浮かんでくる思考や感情に氣づき、ただ観察する。
そんな毎日を繰り返す中で、わたしの中の“視点”が少しずつ変わっていきました。
内観力が育ち、自分を深く理解できるようになっていくと、
自然と、自分自身と調和した生き方ができるようになったんです。
この瞑想を日々の習慣にすることで、少しずつ、内側で静かに響いている「心の声」に氣づけるようになりました。
瞑想は、そんな風にして、
自分を見失っていたわたしを、少しずつ“本当のわたし”へと戻してくれたのだと思います。
最初は雑念などが多く出てきますが、長く続けるうちに静寂な時間が訪れてくるようになります。
そして、瞑想後はボーっとするような感覚になるかもしれません。
しかし、習慣にしていくうちに瞑想後はスッキリして頭が冴えてくるようになります♪
瞑想とは、「今の自分」と出会う時間
瞑想とは、何か特別な状態になることではありません。
むしろ、「今、この瞬間の自分」にそっと触れるための時間なんです。
- 今、自分は何を感じているのか
- どんな言葉が心に残っているのか
- 体のどこが緊張していて、どこが緩んでいるのか
そういった微細な感覚に氣づくこと。
それが、本当の自分との対話なのです。
思考の奥には、感情があり、
感情の奥には、魂の声があります。
それに氣づけるようになると、自然と日々の選択にも迷いが減り、“自分の軸”が整っていくのを感じるはずです。
瞑想を続けることで、「静けさ」は自然に訪れる
最初のうちは、たくさんの雑念が浮かんできます。
でも、それに氣づいて、呼吸に戻る
この“氣づいて戻る”というシンプルな繰り返しが、瞑想のすべてと言っても過言ではありません。
そして、このプロセスを続けていくと、少しずつ変化が訪れます。
だんだんと、内側のノイズが減っていき、
思考と感情のスペースが広がり、
ふとした瞬間に、何も浮かばない静かな時間が生まれるのです。
それは、努力して“無になる”のではなく、
本当の自分と統合されたときに自然に訪れる静寂です。
それは“空”ではなく、満ちた沈黙。
魂と心と身体がひとつになったときに生まれる、穏やかな「今」の感覚です。
おすすめの瞑想法:呼吸内観法

そんな穏やかさを育ててくれる瞑想法として、わたしが日々実践しているのが呼吸内観法です。
これは、ただ呼吸を感じながら、心に浮かぶものに氣づいていくという、
とてもシンプルで誰でも取り入れやすい瞑想法です。
呼吸内観法のやり方
- 静かな場所でリラックスして座る(椅子や床、どちらでも)
- 目を閉じて、自然な呼吸を感じる
- 吸う、吐く、その感覚にただ意識を向ける
- 思考や感情が浮かんできたら、それを俯瞰し消えたら「出てきてくれてありがとう」とお礼をし、呼吸に戻る
- それを繰り返しながら、心の声にやさしく寄り添っていく
「呼吸内観法」の詳細や、グランディングやセンタリングのやり方はこちらをご覧くださいね。

瞑想を続けるほど、「本当の自分」との統合が進む
瞑想を日々続けていると、自然と心が静かになる瞬間が訪れるようになります。
それは、無になることを“目指す”のではなく、
本当の自分と深くつながるプロセスの中で、結果として現れる感覚です。
最初は、いろんな思考や感情が浮かぶかもしれません。
けれど、それを感じ尽くしたその先に、ふっと訪れる「静けさ」があります。
それは、“無”というより、安心感と統合感に包まれた空間です。
あなたが「今ここにいる」ことを、深く実感できる時間なのです。
瞑想は、自分に還るためのやさしい習慣
瞑想は、スピリチュアルな特別な儀式でもなく、
上手にできた/できなかった
を競うものでもありません。
それは、日々の中で「自分の内側と対話する時間」を持つこと。
疲れていても、泣いていても、考えごとをしていても大丈夫です。
そんな自分に「氣づいてあげる」だけで、あなたの内側には、静かな癒しが流れはじめます。
最後に:心の声とつ繋がることで、本当の自分が目覚めていく
瞑想とは、外の世界の喧騒から少し離れ、内なる宇宙と再会する時間です。
- 瞑想は「無になる」ためのものではなく、
今の自分に氣づくこと、心の声を聞くことが大切 - 思考や感情が浮かぶのは自然なこと
- 続けるうちに、本当の自分とのつながりが深まり、
統合された静けさへと導かれる
あなたも、ほんの数分からでいいので、瞑想を始めてみて下さい。
目を閉じて「今の自分」を感じてみてください。
その呼吸の中に、本当のあなたがいます。
思考を手放し、感情に氣づき、その奥にいる本当の自分とひとつになるその瞬間、本当のあなたと調和され、あなたは再び輝き始めます✨
